信太古渡、大聖歓喜天について

一般には歓喜天は、梵神ガーネシャと十一面観音の縁起が有名です。

そちらの説明は、他のWEBページでご覧頂くとして、

当院に伝わる聖天堂略縁起によると

(前文略)

この天の御尊像は、象頭双身にしてイザナギ、イザナミの

男女二柱の形を現し、女天は一切の女人を憐れみ守護したまう。

宝前に参詣する女人は面貌端正にして利発な男女を懐胎し

臨産の砌には平安にして母子ともに寿命長久富貴自在にして

現に徳益を蒙り給う。

なかんずく一生限りあり誰か百年を待たざらんや。最後臨終の時

男天は、無数の眷属をあらわして四魔の群党を破り。

女天は、百宝の花台ささげて九品の淨刹に迎えるべし

       (中 略)

元文二年(1737)六十一世住職寂映記

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この時代、神仏混交の考え方なのか、ハッキリと判りませんが

ガーネシャと十一面観音の縁起のほかに、上記資料のように

イザナギ、イザナミの国産みくにうみの神にも本地を求めたようです。

また参詣者は、安産祈願、子育て祈願、寿命長久長生き

富貴家業、商売等繁盛の自在祈願、さらに言葉は悪いですが

安楽死祈願ぽっくり祈願などの御利益を求めていたようです。

昔から現在まで、近所の高齢のおばあちゃん方々が、這うようにして

お参りに来ておられます。今は亡くなってしまった方が元気な時に、

何のお参りかお尋ねした所、やはりぽっくり祈願でした。

一人が亡くなると、跡継ぎのように次の方、その方が亡くなると、

また伝え聞いたがお参りに来られています。

亡くなった方は、みなさん長命で寝付く事も無く、突然の大往生でした。

 

聖天様は特にお祀りが難しく、特別で近寄りがたい尊天と思われて

いるようですが、以上のような形で、元禄三年に堂社が建立されてから

この地方では、きわめて近しく一般民衆に親しまれてきました。

 

 

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