円密院の概要 |
宗派は天台宗 総本山は延暦寺です。御本尊様は阿弥陀如来です。
円密院は、本来は、四ヶ寺で構成されておりました。
東光山明王寺円密院、西善寺、真福寺、歓喜院です。
明王寺の御本尊は、不動明王
西善寺の御本尊は、阿弥陀如来
真福寺の御本尊は、毘沙門天
歓喜院の御本尊は、大聖歓喜天でした。
弘化3年(1846)10月の大洪水と火災により、明王寺は焼失、御本尊も失われました。
以後、西善寺を円密院本堂とし、御本尊は阿弥陀如来としてまいりました。
明治初年の寺院整理令により、上記の四ヶ寺がまとめられ、現在の
東光山円密院となりました。
また歓喜院の本堂、聖天堂も明治20年ごろに焼失。
真福寺も、老朽化により明治の中頃、倒壊しました。
その後、明治三十年に聖天堂を、現在の美浦村木原より移築し、再建しました。
その際に、毘沙門天も聖天堂内に合祀されました。
昭和49年、本堂再建、聖天堂大修理。その後、ようやく不動明王を請来、
聖天堂に合祀しました。
その他、境内には成田山新勝寺供養塔などが祀られております。