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安産御祈願の御案内 |
安産祈願 稲敷市 茨城県 土浦市 つくば市
龍ヶ崎市 牛久市 阿見町 美浦村
私どもの寺は、信太古渡の聖天様(ふっとのしょうてんさまと呼ばれ、
当地方で安産祈願の寺として、古くから親しまれております。
元文二年(1737)に書かれた聖天堂略縁起の中に、
安産祈願についての記述が有り、これまでの想像以上に
昔より、当聖天堂では、安産祈願が行われていたようです。
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安産御祈願はいつがいいの?
妊娠5か月目頃の戌(いぬ)の日がよいでしょう。
妊娠16〜19週(5カ月目)の戌の日に、安産を祈って腹帯
を巻いてお祝いします。犬はお産が軽く、健やかに育つのに
あやかっているといわれています。腹帯は胎児の位置を
正常に保ち、妊婦の大敵でもある冷えから母体を守ります。
しかし日取りにあまりこだわらずに、妊婦さんの体調のいい日を選び
夫婦や親しい身内の方とお参りし安産を祈願しましょう。
しかしあまり遠方に参拝するのは考えものです。
母体の安全を第一に考えてください。
もし戌の日に都合が付かない時は、
子(ねずみ)亥(いのしし)の日も安産祈願に良い日とされています。
安産御祈願のいろいろ。
当院では以下のような御祈願を行っております。
妊婦さんと胎児の健康祈願
下記のお箱を貸し出す時に、妊婦さんと胎児の健康祈願を行います。
太鼓の音や読経の声などで妊婦さんの心を落ち着け、とても大事な
出産を、自信を持って安産で迎えられますようお祈りいたします。
安産御護りの貸し出し
お箱という聖天様の御分身の入った御護りをお貸し致します。
この御護りをご自宅に安置して妊婦さんをお守りしていただきます。
出産後、お宮参りが済んだら、このお箱をお返しいただきます。
このお箱の御護りは江戸時代後期、嘉永年間(150年以上前)の
年号の書いてあるお箱が残っております。
腹帯御祈願
ご持参いただいた腹帯に、御朱印をさしあげお清めいたします。
形は体型に応じて、使いやすそうなものを購入してきてください。
御二人目以降のときは、前回、安産を御守りいただいた腹帯をお使いください。
こちらもお持ちいただければお清めいたします。
◎留守の場合もありますので、遠方からおいでの方は前もってご連絡ください。
円密院 メインページ 029-840-5133
茨城県稲敷市信太古渡543 案内地図です。
相談室入口 迷惑メールはやめてくださいね。
新たな生命の誕生は、両親はもとより家族にとっても、
大変嬉しく喜ばしいことです。
妊娠五ヶ月目(地域によって日数に相違)の戌(いぬ)の日には、
帯祝いと称して、妊婦の腹に木綿の布で作られた腹帯(岩田帯)を巻きます。
これを戌の日におこなうのは、犬は多産で安産ということにあやかるためや、
この世と来世を往復する動物と考えられていること、 また、よく吠えて
家を守るため邪気を祓う意味があるといわれています。
また、腹帯には胎児を保護するなどの意味があり、寺社でご祈祷を受けた
ものを用いることが多いようです。
皇室においても、一般の帯祝いと同様の「着帯の儀」があり、
ご懐妊五ヶ月目の戌の日に、「内着帯」(仮着帯)をおこない、
九ヶ月目の戌の日に正式な「着帯の儀」が行われます。
この儀式に用いられる帯は、まず、宮中三殿にお供えし、
着帯が奉告された後に着帯がおこなわれます。
葬儀や火事などとの関わりは?
妊娠中の方から良く問い合わせを受けますが、妊娠中には
日常と比べて多くの禁忌があります。
葬式に参列してはならないことや、火事を見てはならないこと、
これを破ると、胎児にあざができるなどと言われ、
それを、防ぐために懐に鏡を入れたりする所もあります。
この他食べ物については、限りがないほどの制約が設けられており、
これらの禁忌は、宗教的観点もありますが、妊娠、出産という
緊張状態にある妊婦と胎児の体を気遣ってのことであると考えられます。
葬儀については、必要以上に興奮したり疲労したりしないように
出来る限り遠慮しましょう。もしどうしてもお別れしたいときは、
会葬者が混雑しないうちに、ゆっくりと行動してください。
特に御当家の御不幸の時は、必要以上に動き回ったりしないように
皆さんで気を付けて上げてください。
また、けっして不浄だとか縁起でもないとか、つまらない考えは
お持ちにならないようにご注意ください。
人の最期は、誕生と一緒で、とても尊厳のある大事な一瞬です。
ただ実例として、妊婦が葬儀の手伝いなど体調を崩したり、火事などに
かかわってしまい、流産や死産という残念な結果になってしまうことを
まれに耳にします。どうぞ家族の皆様は、この点を理解し「迷信だ。」
などと片付けないで、大切にしてあげてください。
祖先の魂を受け継いで生まれてくる、大切な生命が無事出産されることと、
母子ともに健康であるように祈るのが安産祈願です。
日の吉凶が悪いと言われたら?(本当は悪くは無いですよ。)
カレンダーを見たら、戌の日が仏滅や赤口などで困った方はいらしゃいませんか?
仏滅や赤口大安などは、六曜または六輝といって、近頃暦に載るようになったものです。
その並び方は現在一般的な七曜(日月火水・・)のように、実に単純なルールで
繰り返されます。旧暦の日付で見ると以下の通りに月初の吉凶は決まっています。
例えば1月1日は先勝ですから2日は友引、3日は先負、4日は仏滅、5日は大安
のようになります。年度が変わっても旧暦に従えば何月何日は○○とかならず決まっているのです。
旧暦の1月1日は先勝 |
旧暦の7月1日は先勝 |
名称も順番も何度も変わりながら現在のようになりました。
伝来当時の名称と順番 鎌倉時代後期と言われる |
大安 |
留連 |
速書 |
赤口 |
小吉 |
空亡 |
現在 |
先勝 |
友引 |
先負 |
仏滅 |
大安 |
赤口 |
途中を省きますが、伝来当時は大安と赤口以外は別名称でした。
どういう根拠でこの名称が変化し、定まったかはまったくわかりません。
どうぞあまり気にしないでください。とは言え、どうしても気になる方は、
このように考えて見ませんか?
お産そのものが妊婦さんにとっては、命がけのとても大変なことです。
だからこそ仏様や神様に、無事の安産をお願いするわけです。
たとえその日が悪いといわれる日でも、仏様や神様のもとへお参りした時に
その時点で、すべての凶事は清められその日は大吉日に成ります。
だからどんな日でも大丈夫。
日の吉凶について、おまけ
暦には六輝以外にもいろいろな占いの方法があります。
十二直、二十七宿、二十八宿、選日、下段、その他いろいろです。
これらを用いて吉凶を判断すると、良い日など探し出せなくなってしまいます。
良い日を選んでいたら、赤ちゃんが生まれてしまった。などと笑える話に成りませんか?
六輝はあまりにも単純すぎるために、広く流行してしまったのではないでしょうか?
昔からの言葉に、「思い立ったが吉日」というのが有りますよ。